クレジットカードの審査で嘘をついたらバレる？虚偽申告のリスクや審査の実態を徹底解説

「クレジットカードを申し込むとき正直に書いたら審査に通る自信がない・・」
「クレジットカードの申し込みで嘘ついたらバレるのかな？」

クレジットカードを作る際、審査は必ず行われます。
収入に自信がなく、嘘をつこうと考えている方もいるのではないでしょうか。

しかし申し込みで虚偽申告した場合、そのまま審査に通ることはありえません。

この記事では、クレジットカード審査でつく嘘に関して詳しく解説していきます。
クレジットカードの審査で嘘をつくか迷っている方は、必ず事前にご覧ください。

クレジットカード会社は申込者をどこまで調べる？

カード会社はお金のやり取りに関して調べられることは、徹底的に調べ上げます。
主に以下のような手段を用いることで、おおよそ把握できる仕組みです。

これらの手段を組み合わせ、申込者の申請した情報に誤りがないか入念に調べます。

審査において最も重視するのは、申込者に安定した収入があること。
調査結果に基づき、申込者に返済能力があるのか判断しています。

クレジットカードの申し込みでは、収入や勤務先などを確認されると覚えておきましょう。

クレジットカードの申し込みで嘘がバレるとどうなる？

クレジットカードの申し込みで嘘がバレると、以下4つのリスクがあります。

どれも取り返しのつかないことなので、事前にしっかり把握しておきましょう。

クレジットカードの審査に落ちる

当たり前ですが、嘘をついたことが発覚したらクレジットカードの審査に落ちます。

正直に申告していたら、審査に通ったであろう収入や職種の方でも審査通過できません。
嘘をついたことにより、「信頼関係を築けない」と判断されてしまうからです。

クレジットカードは、信用を前提としてカード会社が買い物の先払いをするシステム。

万が一虚偽があると重大な不正行為となるため十分に注意しましょう。

【関連：審査なしで作れるクレジットカードはある？審査落ちする要因から通過するコツを分析】

カード会社のブラックリストに載る

クレジットカードの申し込みで嘘をつくと、カード会社のブラックリストに載ります。

一度記録されると、そのカード会社では二度とクレジットカードを作ることができません。

またカード会社が提供するクレカ以外のサービスも、利用できなくなる可能性があるので要注意です。

信用情報に傷がつく

クレジットカードを申し込んだ事実は、審査通過の可否に限らず信用情報機関に記録されます。

審査に落ちた履歴が信用情報に残っていると、他社のクレカやカードローン審査で不利になることも。

「他社に落ちているということは何か理由があるはずだ」とされ、審査が慎重になります。

審査落ちの履歴があるだけで落ちる可能性もあるので、嘘をついてクレジットカードに申し込むのは辞めましょう。

詐欺未遂などに問われる可能性もある

クレカ申し込みで嘘をつくと最悪の場合、詐欺未遂罪や詐欺罪になることもあります。

さらに本人確認書類を偽造すると、公文書偽造罪や私文書偽造罪に問われる可能性も。

虚偽申告はデメリットしかないので、嘘をつかないよう心がけましょう。

クレジットカードの審査で嘘がバレる仕組み

クレジットカードの申し込みでついた嘘は、どのようにしてバレるのか以下6つの要素にわけて解説します。

虚偽の情報はあらゆる手段で発覚するため、隠し通すことはできないでしょう。

住所・氏名・年齢

住所・氏名・年齢は、本人確認情報と一致していなければすぐに嘘だとわかります。

これらの情報を偽るということは、他人になりすますということ。
なりすましで申し込みしても、成功することはまずないと考えてください。

また前述通り、公文書偽造罪や詐欺罪で逮捕される可能性もあります。

嘘と思われないためにも、現住住所が記載された本人確認書類を提出しましょう。

住居形態

前提として、一般的に賃貸より持ち家の方が審査に通りやすいです。

ただし持ち家と偽っても、住宅ローンの借り入れの有無によって簡単にバレてしまいます。

また住所を地図で調べて整合性がないと、本人確認情報の偽造も疑われかねません。
偽造していれば犯罪となり、違ったとしても大幅に審査が遅れてしまいます。

しかし住居年数や住居費用によっては、賃貸の方が有利になることも。
持ち家でも毎月のローン返済が苦しそうと判断されれば、審査落ちのリスクがあるでしょう。

職業・勤務先

クレカ審査において、大企業勤務の方が収入の面から有利です。
だからといって勤務先を偽っても、在籍確認の電話によってバレます。

在籍確認とは、申告した勤務先で本当に働いているか職場へ電話をかけて確認すること。
本人あるいは事情を知っている誰かが応対できなければ、審査に落ちてしまいます。

また在籍確認の電話をごまかすために、アリバイ会社を使う方もいます。
※アリバイ会社：在籍・収入・雇用形態など様々な偽装をしてくれる会社

ただしカード会社もアリバイ会社の存在を分析・把握しているため、間違いなく利用の事実がバレるでしょう。

クレジットカードへの申し込み時にて、アリバイ会社の利用は避けてください。

年収・収入

年収や収入においても、あからさまな嘘をつけばバレてしまうでしょう。

勤務先・雇用形態・勤続年数・年齢といった情報から、大体の年収は予測がつきます。
あまりにもかけ離れた数字が申告された場合は、明らかに怪しいです。

疑惑を晴らすために収入証明書の提示を求められれば、その時点で嘘がバレます。

ただ世の中には自分がどれくらい稼いでいるか、正確に把握していない方も多いはず。
実際の年収が330万円に対して、350万円と申告した程度では「虚偽」になりません。

大きく桁が違うと疑われますが、完全に正確である必要はないので安心しましょう。

勤続年数

クレジットカードは、勤続年数が長いほど審査に通りやすい傾向があります。

ただ勤続年数を嘘ついても、健康保険証に記載された資格取得年月日から確認可能です。
さらに信用情報機関へ照会すれば全てわかるため、ごかますことはできません。

少々の違いなら問題ありませんが、1年を4年など明らかに偽装するのは避けましょう。

他社からの借り入れ状況

他社からの借り入れ件数や金額を少なく申告しても、必ず正確な情報を知られます。
契約内容や借り入れ金額は、全て信用情報機関で確認できるためです。

特にカード会社は、他社からの借り入れ状況を重視しています。
いくら収入が高くても、借金が多ければ返済能力があると言えません。

審査時にチェックされる他社からの借入状況は、正確に記載してください。

【関連：クレジットカードは何枚持ちが最強？おすすめの組み合わせや注意点を紹介します】

クレジットカードの審査通過後に嘘がバレる仕組み

クレジットカード審査でついた嘘は、間違いなく審査の段階でバレます。
ただ何らかのアクシデントにより、審査通過できるケースもゼロではありません。

しかしカード会社では、審査が終わった後にも「途上与信」を行っています。
3～6カ月に1回の頻度で実施され、利用状況・利用履歴に問題がないか確認することです。

偶然審査に通っても、度重なる途上与信があるので全てをごまかすことはできません。
審査時の嘘は審査通過後にもバレるので、始めから正直に申し込みましょう。

クレジットカードの虚偽申告に関する注意点

クレジットカードの虚偽申告に関して注意すべきなのは、以下の2点。

トラブルに巻き込まれかねないので、事前にしっかり確認しましょう。

入力ミスも虚偽申告として扱われる

単なる入力ミスでも、虚偽申告として扱われてしまう可能性があるので要注意です。

クレジットカードを申し込む際は、個人情報に関する項目を埋めて提出・送信します。
記入箇所が多いため焦って行うと、うっかり入力ミスをしてしまうことも。

特にWeb申し込みは、手書きでない分起きやすい傾向にあります。

申込内容は提出前に誤りがないか、何度も見直すようにしてください。

転居した直後の住所表示に気をつける

引っ越したばかりのタイミングで申し込む際は、住所が合っているか確認しましょう。
以前の住所で申し込むと、赤の他人によるなりすましを疑われてしまいます。

また同様の理由から、自宅や勤務先の電話番号の変更にも十分に注意してください。

嘘をつかなくてもクレジットカードの審査に通る方法

下記のでは、クレジットカードの審査に通りやすくなるコツをまとめました。

これらをクリアできれば、そもそも嘘をつく必要がないためぜひ目を通してみましょう。

会員を増やしているクレジットカードを選ぶ

まずクレジットカードを発行している会社は、以下のような系統に分けられます。

これらのうち最も取得しやすいのは、流通系のクレジットカードです。

流通系とはスーパーやコンビニなど、日用品を販売する小売店やグループ会社が発行するカードのこと。

「クレカを積極的に使ってほしい」という理由から、年会費無料のケースが多いです。

クレカの選択に悩んでいる方は、審査通過の可能性が高い流通系に申し込みましょう。

希望限度額を少なめに申請する

希望限度額を少なめに設定すると、審査に通りやすくなるでしょう。

クレジットカードは利用限度額が設定されており、申し込み時に限度額を希望できます。
あまりにも限度額が高いと返済能力を厳しくみられるため、審査通過の難易度が高いです。

多くのクレジットカード会社では、利用限度額の最低額を10万円程度に設定しています。

自分の属性に自信がない方は、10万円程度で申し込んでみましょう。

キャッシング枠をゼロ円にする

クレジットカードには下記2種類の枠があり、それぞれ限度額を設定して申し込みます。

キャッシング枠はゼロ円で申し込むことで、審査に通りやすくなる傾向にあるでしょう。
どうしても「借金」のニュアンスが強く、より入念に審査される可能性が高いです。

枠は後からつけることもできるので、申し込み時はゼロ円に設定するのをおすすめします。

クレジットカード審査での虚偽申告に関するQ&A

Q.年収の入力を間違えたら必ず審査に通らないの？

年収の入力は誤差の範囲と認められる範囲であれば、特に問題ありません。

しかし虚偽と解釈されるほど大きな間違いだと、詐欺未遂に問われる可能性もあります。
数字上だけみると大きな虚偽申告となり、問題視されてしまうのは当然でしょう。

特に年収は間違いやすい項目のため、繰り返しチェックしてください。

Q.無職だけど自営業と嘘をついたらバレる？

無職であるにも関わらず、仕事をしていると嘘をついてもバレることがほとんど。
前述したように信用情報機関の記録から全てわかるため、カード会社はほぼ把握できます。

申告内容と登録情報が大きく異なる際、信憑性が極めて低いとされ審査に落ちるでしょう。

またカード会社からみてわずかでも怪しい点があれば、収入証明書の提出を求められます。
無職だとこの段階ですでに打つ手はないので、最初から嘘をつくのは避けましょう。

Q.会社を退職したことはバレる？

会社を退職すると収入が途絶えるため、信用情報機関の情報でカード会社に悟られます。
自分から申告しなかったとしても、隠し通すことはできないと考えるべきでしょう。

もし会社を退職する予定がある場合は、事前にカードを作っておく事をおすすめします。
一度発行されたカードは、無職になっても無効にはならないためです。

ただし無職の状態が長いと問題視されるので、カードの使い方には気を付けましょう。

Q.クレジットカードは審査落ちしても再申し込みできる？

結論から言って、クレジットカードの審査に落ちても再度申し込みは可能です。

ただし何らかの理由で落ちているため、すぐ申し込んでも審査通過には期待できません。

申し込み内容のミスや信用情報の傷など、まずは審査に落ちた原因を確かめましょう。

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クレジットカードの申し込みで嘘はつかない！

これまで述べた通り、クレジットカードは正しい情報で申し込むことが重要です。
嘘の申告をしても必ずバレる他、申込者にとって不利な状況になります。

自分でも取得できそうなカードを選び、正しい記載で審査に通ることを目指しましょう。